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ア・カ行


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ア行の投資関連用語集

■ アウトソーシング

アウトソーシングとは、企業が自社の業務を外部委託することです。
管理人が知ってる限りでのアウトソーシングの一例をとりあげると、

棚卸しのチェック(在庫チェックのこと!)を外部委託している企業はたくさんあります。

なぜ自社の従業員にやらせずに外部委託するのか?

ずばり棚卸しのチェックを自社の従業員にやらせるよりも、外部に委託したほうが人件費などの経費が少なくて済むからです。
コストのかかる自社の従業員にやらせるよりも、低コストかつ棚卸しチェックのプロに任せたほうがいいに決まってますね^^

ちなみに棚卸しチェックの代行サービスをしている上場企業にエイジス(4659)という会社があります。受注先のコンビニ等のコスト削減のあおりを受けて、いまは不調ですね。。





■ 青天井

空を見上げてみましょう!
どこまでも青く澄み切ってます。
空に限りはあるでしょうか?


青天井とはそういうことです。
「いったいどこが天井なんだ?」と思わずうなってしまうほどの上昇相場のときなどに使います。





■ 悪材料

企業の悪材料とは・・・・・・自社の製品が事故、業績が下方修正などの企業にとってはよくない情報のことをいいます。ほぼ確実に株価は下落します。(というよりも株価が下がるから悪材料と言う^^;)

しかし、考えようによっては最高の買いチャンスを演出してくれる場合があります!一時的な悪材料なら、一時的な株価の下落ですむので下がったところを拾えればGood!ってことですね。





■ アセットアロケーション

アセットアロケーションとは日本語に訳すと「資産配分」となります。
実は投資が成功するかどうかはアセットアロケーションで決まるんです。アメリカのバンガードという信託運用会社が証明しました。投資の成果の約80%はアセットアロケーションで決まるらしいです。





■ 板寄せ

株取引が始まる9時ごろに、売りもしくは買い注文がどちらかに偏っている場合がありますよね?
こういうときに価格を決定して売買を成立させる方法です。
価格を調整しながら、売りと買いの注文数を等しくさせて価格を決定させる仕組みです。





■ インカムゲイン

株式投資で得られる利益のうちの、配当金の利益のことです。
最近の長期投資の研究では、キャピタルゲイン(株の値上がり益)よりもこのインカムゲインのほうが重要だとわかってきました。

インカムゲインを再投資にまわし続けることこそが長期投資で最も大切な投資法なんです。

実は配当金の少ない成長株を保有しているよりも、配当金の多い安定株を保有して配当金を再投資にまわしていったほうが、長期でのリターンはいいそうです。詳しくは「株式投資の未来 」という本を!(けっこう面白かった^^)





■ インサイダー取引

こういうことを考えたことはないですか?
「上場企業に勤めている友人に、その企業の情報を聞いてみようっと。もしかしたら極秘ニュースが得られるかもしれないぞ^^」

もしも本当に極秘ニュースを教えてもらえたとして、そのニュースが発表される前に上場企業の株を買ったとしたら、それはインサイダー取引になります。(犯罪ですので逮捕されます。)

正々堂々と同じ土俵で戦いましょう!
ちなみに株式市場では、投資家保護のため内部情報に詳しい者は取引制限がなされています。





■ インフレーション

インフレという言葉は知ってますよね?
インフレとはインフレーションの略称です。
意味は物価の上昇

例えば、いまは自動販売機のジュースの値段が120円ぐらいでしょうか?
しかし、管理人が小学生のころは110円だったと思います。(小学校入るか入らないかぐらいの頃は100円だったような・・・。)
過去に比べて10円アップしてますね。
経済が順調なら物価はちびちび上昇していくものです。





■ インデックスファンド

日経平均・TOPIXなどと連動させて運用している投資信託です。
市場の平均値を狙っていく戦略です。市場に勝ちもしないが負けもしない。





■ 薄商い

売り買いがほとんどないときに使われます。
取引量に乏しく、市場が流動性に乏しい状況ですね。





■ 売りあおり

Yahoo掲示板、2chの株関連に行って見てください。
株価を下げようと必死な人がときどき見られます。

要するに安値で買いたいから売り煽っているんです。
だからといって売る人はまず、いません。
みんな知ってるんです、売り煽ってることを。

売りあおりはエンターテイメントの一種だと思ってます。





■ 営業利益

営業利益というのは会社の本業から得た利益のことです。
具体的には売上高から人件費とか原価費とかの経費をすべて引いた利益です。(損益計算書に記載されています。)





■ 営業CF(キャッシュフロー)

キャッシュフロー視点の営業利益です。
営業活動にかかるものすべてを含めたうえでのキャッシュフローを示しています。
「営業利益+キャッシュフロー上の項目(減価償却費など)」なので営業利益より大きくなります。ここは特にプラスであってほしい項目ですね!





■ 円高

円の価値が高くなることを言います。
1ドル=100円から、
1ドル=50円になると円高となります。

円安と混乱しがちですので気をつけて!
こういうのはアメリカ人目線で見れば一発なんです。

「ちぇっ、前までは1ドルを100円と交換できてたのに、いまは50円しか交換できないのかよ!円の価値も上がったなぁ・・・。」

※輸出国である日本にとっては円高よりも円安のほうがいいですね。





■ 円安

円の価値が安くなることをいいます。
1ドル100円から、
1ドル200円になると円安となります。

円高と同じで混乱しないコツは、
アメリカ人目線で考えればいいんです!

「えっ!1ドルを100円と交換できてたのが、いまは200円になったんだ〜。円の価値も下がったな〜。」





■ 黄金株

もちろん、ただの株券ではありません!
また黄金が塗っている株券でももちろんありません。
結論からいえば、
特別な権利を与えられている株券のことを黄金株というんです。


どんな権利?
株主総会で拒否権を行使できるんです。

使い方は?
友好的な株主に黄金株を振り分けておくんです。そうすれば、敵対的買収の際に株主総会で却下してもらったりします。こりゃ企業防衛に最適ですね。(でもちょっと権限が強力すぎるように思ったりもします。)





■ オーバーアロットメント

企業が株式のIPOをするときに、株主から株を借りて公募と同じ条件で投資家に追加販売するしくみのことをいいます。新株の募集後、株式市場での需給関係が悪化することを防ぐ目的ではじまりました。

IPOに挑戦しようとしている方はよく覚えておいてください!





■ 押し目買い

株価というのは波打ちながら上昇していきますよね。
一時的な下落を狙って買うことを押し目買いといいます。
業績の好調な銘柄を購入するときは押し目買いで!





■ 織り込み済み

何が織り込み済みなのかというと、業績が株価に織り込み済みってことです。
例えば保有株の企業が業績の上方修正のニュースを発表したとしましょう。
「よし!明日は株価も上昇だ!」と普通は思います。
しかし、翌日株価は上昇しません。

なぜ?

織り込み済みだからです。
その上方修正は堀江流に言わせてもらえば、
想定内だったんです。(株価ももちろん上昇しません^^;)

身を持って経験した人にとっては、嫌な言葉かもしれませんね。
「織り込み済みでした!!」と、
「残念でした!!」ある意味で同義語です。





■ 終値

その日の一番最後に取引した値段です。
ちなみにその日の一番最初に取引した値段のことを始値といいます。










カ行の投資用語集

■ 会社四季報

東洋経済が出版している株式投資のバイブルです。
日本の上場企業が詳しく分析されています。

お値段のほうは1850円と、最初の頃は「高っ!」って思いましたが、実はこの本を有効に使えば、すぐに元はとれますので全然安すぎるぐらいです。

ファンダメンタル分析をやる方にとっては必須ですね。
ちなみにこれ一冊を頼りに取引しているツワモノも多々います。(竹田和平さん)
サラリーマンの方は株式投資に割く時間は少ないはずです。ファンダメンタル分析はこの本のデータを使うといいでしょう。





■ 買いあおり

株関係の掲示板にいくと、やたらとその会社の良い情報を垂れ流してくる親切な方がいます。長所ばかり教えてくれるんです。

なぜそんなことするの?

うん、たぶん高値で売りたいんでしょう!
騙される方は少ないと思いますが、気をつけましょう。
確かアメリカで買いあおりの上手い人が巨額な利益を得て問題になった事件があったなぁ。その人は確かまだ未成年の少年だったような。。





■ 株主資本

株主が株式会社に出資したお金のことです。
ちなみに総資産に対して、これの比率が高い(株主資本比率が高い)企業は、財務面で優秀であるといえます。

ちなみにROEというのは株主資本の成長率を表していて、ここの成長が株券の価値を高めていることになるんです。
(株主資本の成長率が高い企業ほど高い株価がついてるのですね。)

株主資本と同じ意味で自己資本なんて呼ばれたりもしています。
株主の力が強くなってきた2006年から、「自己資本はおかしいだろ!」っていう意見が強くなって株主資本へ変更!(会社法より)





■ 株主総会

決算時や企業が重要事項を決定するときに株主に説明する会があります。
それを株主総会といって、今後の企業の方針などに意見を言ったりします。

※なかにはネットで参加できる株主総会があるそうです。今後はそういうのも増えていくでしょうね^^





■ 株主優待

日本独自のうれしい制度があります!
それが株主優待です。
企業の商品などを年に1回〜2回株主のところへ届けてくれるんです。

ちなみに管理人が欲しい株主優待はカゴメキューピーマクドナルド吉野家ハウス食品・・・etc(もうね、あげていったらキリがないんですよ、、)

優待もらってる方を見たりするとかなりうらやましかったりしますよ!
(いや本気でうらやましくなりますから☆)
相場の下落時に安値で買うのがおススメです!





■ 監理ポスト

「上場はしてるんだけど・・・・ちょっとこの会社ねぇ^^;」
ってな銘柄を入れておくポストのことです。

もうここに入ったら大半が上場廃止の道を歩みますね。





■ 機関投資家

機関投資家とは投資のプロ達です。
来る日も来る日も研究を続け、企業を徹底的に分析しています。
個人投資家にはかなり手ごわいような相手に見えますが、
彼らには弱点があるんです。

それは投資信託、生保、損保などの預かったお金を運用するため、
「短期で成績を向上させなければいけない。」という課題があるんです。
成績よくないと預けてもらえないですからね、、





■ 企業価値

企業価値というのはことばのとおり企業の値打ちのことです。
管理人はこの企業価値を売買基準のひとつにしています。

算出方法は複数ありますが、DCF法というのを使っています。

企業価値は詳しく分析すればすれほど、正確にはじき出すことはできなくなります。





■ キャッシュフロー

キャッシュフローというのは現金・資金(キャッシュ)の流れ(フロー)のことです。
キャッシュフローには3種類あり、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローとあります。





■ キャピタルゲイン

株の値上がり益のことです。
やっぱり株式投資をはじめたからにはこの利益がほしいですよね。
安値で買って、高値で売る、その差額がキャピタルゲインとなります。





■ 逆張り

逆張りというのは、
「みんなが買っているときに売り、みんなが売っているときに買う。」
という市場とは逆の動きを取る行動を指します。

逆張りとは人の裏をいく投資法のこと。





■ グリーンメーラー

グリーンメーラーという言葉を聞いて浮かび上がるのは、
村上ファンド、スティールパートナーズでしょうか。

グリーンメーラーとは、
「会社の株を買い占めて、高値で買戻しを請求・高配当を要求する人や集団」のことです。

世界一の投資家・ウォーレンバフェットもグリーンメーラーに近いことを昔してました。





■ 景気動向指数

内閣が月1で発表する景気指数です。
単純に景気が上向きなのか下向きなのかがわかります。
指数には「先行指数」「一致指数」「遅行指数」と3つあります。
この数値が50%以上ならば上向き、以下ならば下向きといえるでしょう。
景気の転換点を把握するには良い指標です。






■ 経常利益

経常利益とは営業利益から営業外損益を加えたものです。
つまりは本業+副業(株投資とか)が経常利益となります。

経常利益は企業が経常的に得られる利益ということで、企業の総合的な利益として位置づけられています。





■ 減価償却費

機械や建物などの固定資産は年月がたてば老朽化してきて、価値は低下していきますよね?

それなら帳簿上の固定資産(貸借対照表)も年月とともに価値を減らしていかなければいけません。新品の機械と錆びてきている機械の資産の値段が同じなんておかしいですもんね。

その目減りさせた費用を減価償却費というんです。

その減価償却費とはどうやって決めているのかというと、
定額法・定率法と2パターンあります。


実はこの減価償却費はものすごく深いんです。
減価償却費だけで一冊の本が書けるぐらい。
それだけ重要な費用です。





■ 現在価値

お金には時間的な価値があります。

現在の100万円と1年後の100万円は数字は同じですが、
価値は違います。

金利3%の銀行に100万円預けたと考えてみてください。
100×(1+0.03)=103
1年後は103万円になります

つまり現在の100万円は1年後の103万円の価値があるってことです。


逆に1年後の100万円ってのを現在の価値になおすと、
100/(1+0.03)=97.1
97.1万円ってことになります。


要するに何が言いたいのかというと、
お金の価値というのは実は少しずつ減っていってるということです。どこの国を見ても年率1〜2%ぐらいのインフレが起こっています。日本の場合は異常で逆の現象が起きています。つまりデフレが起こっているんです。





■ 減損会計

減損会計というのはバブルのつけを消す作業でした。

1980年代後半の土地バブルのころに企業はこぞって大きな買い物しました。
帳簿上の資産ではそのときに取得した値段で記されていますが、バブルは崩壊しましたよね。そのときに勝った資産の評価も大幅に減りました。

それにあわせて帳簿上の資産の評価も本来は減らしていくべきです。
ホントは帳簿上の金額ほど価値がないのに計上されてるわけですから、ある意味粉飾です。でも最近まで減損会計をしてませんでした。(損失だしたくないので。)

そして、ようやく2006年度決算より「それは駄目だ!」という国のお達しが来て、いっせいに企業は減損会計しています。
※減損会計は時価会計の一種です。





■ 固定資産

貸借対照表の資産の欄にあるひとつです。
具体的には一年以内にお金に返られない資産のことを言います。(一年以内に現金化できる資産のことを流動資産といいます。)

固定資産には2種類あります。
土地や建物、機械設備のような有形固定資産と、特許権のような目には見えない無形固定資産があります。





■ 鉱工業生産指数

鉱業と製造業が生産をしている量を指数としてまとめたものを鉱工業生産指数といいます。景気の先行きを占ううえで不可欠な指数といえます。

例えば、鉄鋼業の鉄が生産されたり、電気機械のパソコンが生産されると指数は上昇します。生産動向を測る上で、最も有力な指標として重要視されてるようですね。





■ コーポレートガバナンス

コーポレートガバナンスを日本語訳すると企業統治です。
これまでの日本では「会社は経営者、従業員のもの。」という意識がありましたが、本来は株主のものです。

日本でもようやく企業統治・会社は株主のものという考え方が浸透してきました。その証拠にROE(株主資本利益率)も高くなってきました。株主のことを第一に考えている証拠です。この考え方がいいのか悪いのかは別として。





■ コングロマリット

コングロマリットとは複合企業のことです。
旧財閥系みたいなものです。お互いの事業について直接関連性の薄い企業達が集まってできた大企業です。

金融コングロマリットが最近では有名でしょうか。
銀行、証券、保険という事業を複合化したものです。





■ コンプライアンス 

コンプライアンスを日本語訳すると法令遵守です。
2000年に入ってから企業の不祥事が相次いで発生しました。
最近は企業のコンプライアンス重視の風潮が目立ってますね。






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