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IPO株投資法


 IPO株投資法とは、新規上場する銘柄の募集に応募して投資する方法です。
新規上場銘柄の市場における初値は、応募に当選して払い込む公募価格に比べると高い値段がつきやすく、難なくリターンを手にすることができ、個人投資家からは人気があります。



<IPOの概要>
 IPOって何なの?という人のために、IPOの説明を簡単にします。
IPOとは、Initial Public Offeringの略で、企業が資金調達を行うために、株式を広く一般市場に公開することをいいます。企業はその公開にあたって新たに株式を発行し、一般の投資家に割り当てるために株主を募集します。この募集に応募する投資法をIPO株投資法と言うんです。



<IPO投資に利用する証券会社>
 IPOに応募してもそう簡単に当選してはくれません。IPO投資はリターンの可能性が高い投資法ですからね。皆さん抜け目なく応募してきます(^^)
そこで当選率を高めるためにもより多くの証券会社に口座開設をしておくのが吉です。多くの証券会社に口座開設をしておいて、各証券会社から応募するんです。(数打ちゃ当たる作成ですね☆)

最低でも、SBI証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券の四つは押さえておきたいところです。




<IPO株投資法のデメリット>
 IPO株投資法のデメリットは、応募中は資金が拘束されることと、あとは公募価格よりも初値が低いことがまれにあることです。
応募中は当選した時の買い付け資金が拘束されます。
公募価格よりも初値が低いことは、市場環境が悪い時には多々起こりますが、たいていは新規上場銘柄の分析をきちんと実施すれば防げます。初値が公募価格を割りそうな企業は新規上場時の財務諸表で見抜けます。





<IPO株投資法のメリット>
 IPO株投資法のメリットはリスクを取らずにリターンを得ることができる点です。
たいていのIPO銘柄は公募価格よりも高い初値がつきますので、確実性の高い投資法といえます。





<IPO株投資法の閑散時期を逆に利用する>
 2008年以降はIPO株の初値が公募価格を下回ることが多くなってきました。これによってIPO神話(IPO株は公募価格を必ず上回って上昇していく)が音を立てて崩れてしまいました。

しかし、これによって胡散臭い企業だけでなく、たとえ優良企業と思われる銘柄でも、公募価格を下回ってくれるという事態を引き起こしてくれました。
つまり、優良企業を安値で仕込ませてくれるという大チャンスを与えてくれたのです。

そういう優良な銘柄はたとえ公募価格を下回って推移してもいずれは市場が企業のホントの価値に気付いて買われていきます。IPO不況でも、その不況に乗じた割安株投資が可能なんです。


(参考銘柄 物語コーポレーション)
  
  (Yahooファイナンスより 物語コーポレーション



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